多感作用と誰が為の共感

萊草唳の創作雑記

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

赤や黄色や紫を背にして頬張る氷水の冷たさよ

夏祭り、花火大会 耳を劈くような花火の轟音 赤や黄色や緑の色とりどりの光が空に浮かんでは消える 夏の風物詩である 道行く人に威勢の良い声を投げかける露店の人 足を止めて買い求める人 行き交う人 浴衣を着、めかし込んだ少女が時折携帯に目を落として誰…

習作 螺旋階段

登らねばならない、とにかく上へ 天板から照り返された光が眩しい 季節は夏だ、其処彼処から蝉の鳴き声が聞こえてくる 何段か登った所でふと疑問が生じる、 私は一体何をしているのだと、 だがもう後がないのだ 何をやってもダメだと言われた 何故こんな事が…