多感作用と誰が為の共感

萊草唳の創作雑記

2012-09-13から1日間の記事一覧

虚実を帯びた果はやがて腐り落ちる

何とも衝撃的なくだりから始まる彼女の独白は何処か空虚で 伏し目がちになりながら、手を組んでいる姿は悲痛な記憶から滲み出す感情に身を寄せているというよりも 誰も知らない秘密に触れてしまったかのような愉悦感とそれをひけらかすことへの背徳感に酔い…