赤や黄色や紫を背にして頬張る氷水の冷たさよ

夏祭り、花火大会

耳を劈くような花火の轟音

赤や黄色や緑の色とりどりの光が空に浮かんでは消える

夏の風物詩である

道行く人に威勢の良い声を投げかける露店の人

足を止めて買い求める人

行き交う人

浴衣を着、めかし込んだ少女が時折携帯に目を落として誰かの到着を待っている

待ち遠しそうに、何処か落ち着きのない様子

親に肩車をせがんで花火を楽しむ子どもたち

必死にカメラに収めようと何度もシャッターをきっては画面を必死に覗き込み、一喜一憂している

思わず買ってしまうかき氷も溶けてしまえば何とも味気ない

空の容器を抱え、必死になって人混みを掻き分けていたら何時の間にかに逸れてしまって途方に暮れる

声を張り上げて先ゆく人の足を止めようと必死になっても祭りの喧騒のなかに掻き消えてしまう

花火が終わり

余韻を抱えつ帰り道を辿るのもまた祭りの醍醐味であったりする

そんな夏がまたやってきたのである