多感作用と誰が為の共感

萊草唳の創作雑記

2012-11-19から1日間の記事一覧

ほしのにんぎょひめ Beim Abschied

彼女から聞かされた人魚姫の伝承によると 度重なる嵐にが原因で漁村であったこの街が存続の危機に見舞われた時に 村の長がある日これは人魚の仕業であるというお触れを出し その怒りを鎮める為に松明の灯を絶えず灯し続け時には生贄を差しだすような事もあっ…

ほしのにんぎょひめ Bei dir sind meine Gedanken

「ほんの少しだけ滞在するみたいに言ってた癖に随分長い事いるじゃない」 「…まあ、宿代がほとんどかからないというのが一番大きな理由かな、 多少の不便には慣れてるので、これくらい」 「………」 「何をそんなに不満そうな顔してるんだ?…言ってみてよ。」 …